どちらも長野県南部の秘境中の秘境にあります。
長野県阿南町の和合心川（こころかわ）という集落にあった、蚕玉様「蚕玉大神」。
心川の集落。
そしてその集落から一山超えたところ（和合本村の林松寺の門前）にあった、お姿の蚕玉様。
こちらは、大雑把なのか繊細なのか判断がつきかねるような細工。
「馬鳴菩薩（蚕玉様）」馬乗り、桑枝と宝珠持ち。
（下平武）
阿南町和合田代という場所にありますが、多分行きつくのはなかなか難しい場所です。
私が追っている「亡霊塔（ここでは『亡霊等』になってます）」と並んでいます。これ、ここに亡霊塔を見に来たときには、意識していませんでした。
「亡霊塔」は不慮の事故などで亡くなった霊を慰めるために建立された石碑です。長野県南部～愛知県北東部、静岡県北西部に集中してある石造物で、それをまとめて報告したのは、初めて・・・みたいな代物です。ここの場合は、和合のお祭りの列が、各集落を練り歩いた際に、ついて歩いて行方不明になってしまった子供の霊をなぐさめるために建てられています。
もう一基は阿南町和合日吉という所で、これも場所は難しいです。
車で走ってて（普通にこの辺りを訪れても通る道ではない）あれ？と見つけたものです。
（下平武）