●遠野市立博物館／岩手県遠野市東舘町3-9
遠野の博物館には、以前民家で祀られていたオシラサマが沢山展示されていました。
オシラサマは二体一対のものが基本であるが、家によっては複数の神像を祀る家もあるようで、馬と娘の対であったり、男女で対になって祀られているのもありました。
御神体となる木は桑の木が多いが、桑だけでなく、松や他の木も使われていたするそうです。
オシラ神信仰は「家の神」「養蚕の神」といった神様に限定されるものではなく、「目の神」「女性の神」「子供の神」「狩の神」として信仰され祀られていました。
●伝承園／遠野市土淵町土淵6地割5番地1
遠野地方のかつての農家生活様式を再現した伝承園
千体のオシラサマを展示している「御蚕神堂」があります。
真ん中の桑の木には馬と娘が描かれてその周りを囲むようにオシラサマが飾られています。
真ん中の桑の木には娘と馬が天に登って行く図が彫られています
「オシラ神祭り」の時にご神体のオシラサマを遊ばせながら唱える「オシラ祭文」も展示されていました。
遠野では1月16日に繭玉飾りを作ります。