●蚕霊之碑／岡山県和気郡和気町和気6-6
碑と言っても、スケールが違う。
底辺は8m 高さは8mの自然岩に彫られている。
（蚕の部分は樹木に隠されて見えない）
主文は「蚕霊之碑」
右に「昭和九年四月建立」
左に「発起者 和氣郡繭賣買業組合」
繭を重ね合わせた紋
土地寄附者名が並ぶ。
その大きさにもビックリなのだが、この右側にさらに二回り以上も大きな「南無妙法蓮華経」と彫られた「大題目岩」があるのだ。
この題目岩は顕本法華宗の本成寺が境内の一部として管理しています。
蚕霊のほうは、どちらかと言うと、題目の添え物的存在ではあるが、それにしても大きい。
この題目岩は熱心な法華宗徒である大阪の商人、田中佐平治(詳細不明)が本成寺に奉納したものだそうです。
写真は完成時(大正3年11月)の様子で、落慶を翌年の4月28日にしたとあります。
こうしてみると巨大さがわかりますね。
（水）