●牛首紬／石川県白山市白峯（旧牛首村）
この辺りの地形が牛の首のような形だったことから村の名前の由来になったそうです。
牛首村で作られる織物は、白山の麓で800年以上の昔から伝承されている紬です。ひとつの繭に2頭の蚕さんが入った特殊な繭、「玉繭」から手挽きした玉糸をよこ糸に使用します。
玉繭という手挽きしずらい繭を手挽きする事で、節が多く入り、独特な糸で織られた生地は、他とは違う個性的な風合いをかもし出します。
養蚕が盛んだった時代には、良品の繭はそのまま出荷したり、織物製品として他の地域に出していたが、玉繭のような普通に扱えない繭を自分たちの着用に作っり伝わったのが牛首紬
今では玉繭がなかなか手に入らずに、中国からの輸入に頼っているということでした。
